シュアスマイルとインビザラインの違いを徹底解説！

インビザラインは世界的に有名なマウスピース矯正ブランドで、その特許の一部が切れたことで後発商品が登場しました。

しかし、その多くは「インビザラインの方法を部分的に模倣した」ローコストマウスピース（LCM）で、真の後続商品はシュアスマイル（SureSmile）だけと考えられます。信頼できるマウスピース矯正装置としては、インビザラインとシュアスマイルが挙げられます。

インビザラインGOは口元が見える範囲の矯正治療で、治療期間は最大で5ヶ月ですが、歯を動かす範囲が限られています。

一方、シュアスマイルは全ての歯を動かすことができ、奥歯のかみ合わせなども改善できます。特に、3Dレントゲンと連動することで治療のシミュレーションが可能となり、骨の中に埋まっている歯根の状態まで把握できます。デメリットとしては、全ての歯を対象とするため治療期間が長くなる可能性があります。しかし、途中で治療計画を再評価・修正することが可能な点がメリットとも言えます。

インビザラインは革新的な技術を用いて開発され、その発祥は技術革新の中心地、アメリカのシリコンバレーの「アライン・テクノロジー社」です。これは急速に成長し、現在では世界的な大企業となっています。Apple社のような、新興ながらも短期間で広範な認知度を獲得した会社に例えられます。

一方、シュアスマイルは歯科業界の大手企業「デンツプライ・シロナ社」の製品です。これはセレックというセラミック製矯正機器の開発・販売でも知られる企業で、Panasonicのような大手企業による後発商品と言えます。日本ではまだ新しい製品で、2021年に発売されました。

インビザラインとシュアスマイルは共に高品質な製品で、その治療方法も優れています。主な違いとしては、インビザラインの治療期間が最大5年（最上位プラン）に対して、シュアスマイルは3年となっています。標準的な症例では3年以上は必要なく、シュアスマイルは難症例以外で有力な選択肢となります。また、シュアスマイルは後発製品であり、コストをやや抑えられます。さらに、治療加速装置VProが標準装備されているため、治療期間の短縮とコスト削減が期待できます。

インビザラインが現在はより知名度が高いですが、シュアスマイルも人気女優などが使用するなどの噂を耳にするようになってきました。大手企業の製品であるシュアスマイルの知名度は今後、メディアの取り扱いも増えて一段と上がると考えられます。

高周波超音波パルス刺激を用いて組織のモデリングを活性化し、歯の移動を促進します。簡単なボタン操作で使用でき、装置の振動がマウスピースのフィット感を向上させます。ただし、矯正治療費以外にも17万円程度の追加費用が発生します。この装置は、アメリカのデンツプライ・シロナ社が製造し、シュアスマイルの標準装置となっています。

この装置は光を利用し、シリコン製の歯型にLEDをはめ込んで口内に10分間照射します。低強度の近赤外光（850nm波長）を使用し、骨のリモデリングを無害に促進します。

カナダのバイオラックスリサーチ社が開発し、FDA（アメリカ食品医薬品局）の認証を受けた安全性と効果が認められた医療機器です。装置は柔らかいシリコンで作られ、LED光エミッターが内蔵されています。マウスピースのように口腔内に装着すると、歯周組織に近赤外線光が照射され骨代謝が促進されます。