インビザラインとホワイトニングは併用できる?やり方を解説!

インビザラインとホワイトニングは同時並行で施術できるのでしょうか?一般的には併用しないことが推奨されますが、できないことはないです。そのやり方を解説します。また、ベストなタイミングはいつなのかについても解説します。

インビザラインとホワイトニングは併用できる?やり方を解説!

目次

  1. ホワイトニングの種類と費用
  2. ホワイトニングとインビザラインは併用できる?
  3. ホワイトニングをするベストタイミングはインビザライン前後どちら?

ホワイトニングの種類と費用

歯の悩みが解決した女性
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ホワイトニングは大きく分けて二つのタイプが存在します。「オフィスホワイトニング」は歯科医院で行われ、「ホームホワイトニング」は患者自身が自宅で行います。

オフィスホワイトニングの特性

練馬デンタルオフィス併設のインプラントセンター
出典: www.nerima-dental-office.com

オフィスホワイトニングは資格を持つ歯科医師や歯科衛生士が施術するタイプのホワイトニングです。効果の強い薬剤と光を用いて歯を漂白します。速い効果が期待でき、数回の施術で目指す歯の色になります。

ホワイトニングの効果の持続性は、後述するホームホワイトニングに比べて劣ります。オフィスホワイトニングの費用は約40,000~70,000円程度が一般的です。

ホームホワイトニングの特性

小さい子供がいる家族

ホームホワイトニングは、歯科医院で作ったホワイトニング専用マウスピースと、処方された薬剤を使って自宅で歯を白くする方法です。

ホワイトニング効果を感じるまでには1週間から10日程度必要ですが、白さの持続性はオフィスホワイトニングに比べて優れています。自分の好きな時間と場所で歯を白くしたい方におすすめです。ホームホワイトニングの費用は約30,000~50,000円程度が一般的です。

ホワイトニングとインビザラインは併用できる?

インビザラインとホワイトニングの違い

インビザラインの画像

インビザラインは、歯列矯正のためのクリア(透明)なアライナーで、歯列矯正治療を目立たない形で進行させることができます。一方、ホワイトニングは歯の表面の汚れや色素沈着を除去し、歯をより白く見せるための処置です。

インビザラインとホワイトニングを両方同時にできる?

インビザラインとホワイトニングを同時に行うことは一般的には可能です。しかし、これはあくまで一般的なケースであり、具体的な治療計画は個々の患者の口腔状況やニーズによります。したがって、インビザラインとホワイトニングを同時に行うかどうかは治療を担当する歯科医師に相談することが最善です。

インビザラインのアライナーをホワイトニング用のマウスピースとして使用する考えは理解できますが、そのような併用にはいくつかの問題点が存在します。そのため、多くの歯科医院ではインビザラインとホワイトニングの同時進行を推奨していません。以下にその理由を説明します。

保定期間から併用がおすすめ

保定期間とは、矯正治療が完了した後、歯が元の位置に戻らないようにするために口内に装着する装置を付けている期間のことです。

オフィスホワイトニングは基本的に問題なく施術を受けることが可能です。インビザライン矯正後には、ビベラリテーナーという特別なマウスピース型の保定装置が用いられます。このマウスピース型の保定装置の特性上、ホームホワイトニングを同時に行うことができます。

他の矯正治療後の保定装置についても、取り外しが可能なマウスピース型の装置を使用している場合は、ホームホワイトニングを併用することが可能です。しかし、それ以外の種類の保定装置を使用している場合、ホームホワイトニングを行う際には、専用のホワイトニングマウスピースを作成する必要があります。

インビザラインとホワイトニングを併用しないほうがいい理由

お願いするために手を固く結ぶ
reenablack

1.色の均一性が損なわれる可能性がある

インビザラインの治療中にホワイトニングを実施すると、アライナーのアタッチメント(歯に取り付けられる突起物)部分のみで色のバラつきが起こりやすいです。これは、アタッチメントが薬剤の浸透を妨げ、治療後に色むらが目立つ可能性があるからです。

2.期待するホワイトニング効果が得られない可能性がある

ホワイトニング専用のマウスピースとインビザラインのアライナーは、それぞれ異なる設計を持っています。そのため、アライナーを使用してホワイトニングを行うと、薬剤が全体に均等に分布しづらく、理想的なホワイトニング効果が得られない可能性があります。

3.知覚過敏のリスクが高まる可能性がある

矯正治療では歯を歯根から動かすために、歯茎が収縮し歯根が露出することがあります。この露出部分は外部からの刺激に対して敏感に反応し、ホワイトニング薬剤が接触することで知覚過敏を引き起こす可能性が高まります。

ホワイトニングをするベストタイミングはインビザライン前後どちら?

疑問を抱く人
Peggy_Marco

ホワイトニングの効果を最大限に発揮させるためには、一般的には矯正治療後の保定期間中に行うことが推奨されます。

保定期間はインビザライン矯正後、新たに整えられた歯並びを維持し元の位置に戻らないようにする期間を指します。

矯正治療後は、歯並びが大きく変わっているため、矯正前には見えていなかった部分が見えるようになったり、反対に見えていた部分が隠れてしまうことがあります。

そのため、矯正治療前にホワイトニングを行っても、矯正治療後には白くなっていない部分が見えるようになることがあります。矯正治療後にホワイトニングを行うことで、全ての歯に均等にホワイトニングの効果をもたらすことができます。

インビザライン前でもできる

しかしインビザラインの矯正期間は2年から3年と長いため、その間にホワイトニングを行いたいという方もいるでしょう。その場合、矯正治療前にホワイトニングを行うことも可能です。

ただし、ホワイトニングの結果を最も理想的にしたいのであれば、矯正治療後の保定期間中にホワイトニングを行うことが最善の選択となります。

歯医者の窓口

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